地鎮祭、上棟式、祭礼などのお祝い事に「角樽(つのだる)」はいかがですか?
2022年08月09日
皆さん、角樽(つのだる)をご存知でしょうか。
名前は聞いたことがない方も、画像を見れば「見たことある!」となる商品かと思います。
角樽とは?
角樽とは、朱に塗られた樽から2本のツノのようなものが伸び、持ち手となる柄を渡した容器で、その優美な形状と色彩から結納や婚礼などの慶事によく使われています。
結納や婚礼以外にも、地鎮祭・上棟式などの奉献酒として、その他にも誕生祝い、還暦祝い、新築祝い、開店祝い、祭礼など、さまざまな祝い事の際に用いられます。
一升入りの角樽は、「一升」を「一生」と読み替え、「一生連れ沿う」「一生の宝物」に通じる縁起物として大変喜ばれる商品です。
角樽の歴史
室町時代頃から使われ始めた 柳の木で作られた運搬用の酒樽「柳樽(やなぎたる)」が角樽の原型と言われており、その後、柳樽の取っ手を杉材を用いて角のように立派に作り、朱や黒の漆を塗って慶事の際に用いられるようになりました。
先述の「一升」を「一生」と読み替えたり、「半升」を「繁盛」と読み替え、商売人への開店祝いなどに半升詰めの角樽を送ったり、結納の目録には原型となった柳樽の名前をもじって「家内喜多留(やなぎたる)」と記されるなど、さまざまに慶事の意味が込められながら祝い事に欠かせない商品になりました。
近年では、昔ながらの結納などの減少に伴い角樽の需要も減少してきており、また酒樽自体も木製から合成樹脂製などに置き換わってきているなど、伝統が失われつつあります。
改めて考えたい角樽の良さ
優美な形状、朱で塗られた派手な色彩、見ただけで「おめでたさ」が伝わる角樽。
角樽には、祝い事やイベントの会場に置くだけで、その場の雰囲気を変えるパワーを持っていると思います。
従来から使われている結納や婚礼、地鎮祭や上棟式、開店祝いなどはもちろん、大人数でのバーベキューに、結婚式の二次会に、お正月のご挨拶に、手土産として「ドン!」と角樽を置けば大盛り上がり!
華やかな見た目の角樽は送った側も送られた側も笑顔になれる、今も昔も慶事や楽しい場にぴったりなお酒です。
地鎮祭・上棟式の奉献酒に、お祝い事に、バーベキューに、お正月の手土産に。優美で華やかな「角樽」はいかがですか。
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